自家採種について知ろう

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今回は自家採種についてです。最近では都会で生活してる方でもベランダで自家栽培で野菜を育ててる方も多いと思います。苗を買って来たり種から植えたりしますよね。その種のお話です。今回は前回と引き続き、ナチュラルハーモニーの自家採種に関する記事をピックアップしてみました。

自家採種ってなに?

農家が育てた作物から自分で種を採ること。そして採った種で次の年も同じ作物を作ります。こうして農家は野菜が子孫をのこしていくのに相応しい一番元気なものを選び、その土地と環境、そして自分の栽培方法に合った品種を育てて行きます。

固定種・在来種ってなに?

自家採種を8年ほど続けていくと、その土地が適応した種になってきます。特徴も安定し、親とほぼ同じ個性を持った作物ができるようになります。これを固定種といいます。何代もむかしから受け継がれ、その土地に根ざした固定種は、在来種とも呼ばれます。

市販の野菜の種は?

多くの一般の農家は、種苗会社から種を買って野菜を作っています。そのほどんどは「F1(エフワン)品種」といわれる自然界ではありえないかけ離れた品種系統同士をかけ合わせて作っています。

どうしてF1品種を使うの?

形や見栄えがよく収穫量も多くて、流通に都合がいいように、平均的で均一化された野菜が作れ、売りやすいからです。でも残念ながら大事な味は犠牲にされています。

F1品種と在来種はどう違うの?

F1品種は、その作物から種を採って蒔いても同じような野菜はできません。
一代目だけがきれいに形の揃った野菜になるので、農家は毎年高い種をかわなくてはなりません。一方、在来種は自家採種すると翌年も同じような作物ができるので、種を買う必要はありません。

自家採種って何がいいの?

多様な個性のある品種が作れます。種子消毒や遺伝子組換えなどの心配もなくその地域の伝統的な食文化に根ざしたおいしさ、旬の味覚が味わえます。そして土地に合った強い種をつくっていくことは、自然栽培にとって重要な要素でもあり、自家採種した種は自然栽培と非常に相性がいいようです。

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